築30年の我が家です。

リビングからキッチンまで南面に雁行配置で水平方向の広がりを、吹抜けが上下方向の立体的な広がりを、外部デッキが部屋に連続すること等により、限られたスペースの中で、空間の一体性を高め、広がりのある空間構成となっています。

床暖房が布設されていますが、七年前に夢の薪ストーブを導入。
冬季は家中を優しく温めてくれます。
夏は木陰を通った涼風が、吹抜けを介し二階に抜け、リビング周りに涼しさをもたらします。

キッチン周りで、回遊性（ローテーション）のあるスムーズな動線（行き止まりのない）を確保しています。
眺望の良いキッチンや二階の書斎、浴室は外部に開いた明るいビューバスなど、生活を楽しめる仕掛けになっていると共に、中間期（春、秋）の自然通風にも有効です。

外部デッキは泉ヶ岳方向の四季を楽しめる眺望や、夏場のバーベキューに活躍します。
屋根がかかっているので、雨の日もアウトドアが楽しめます。

部屋の延長の様なデッキで、いつの間にか自然に外部空間に導かれるようなしつらえです。
仕上げ材は、しっくい壁や天井のシナ合板、柱や梁の表しなどで、時間が経るほどに味わい深くなり、飽きの来ない「ナチュラルモダーン」のデザインティーストを選択しています。